本のデザイン（装丁）を生業にしておりますがDTP黎明期に版下作業が電子化できると聞きAiをさわり出しました。当時はPCもメチャメチャ不安定で、デザインしている時間よりマシンのケアに費やす時間が多く、いったい自分は何をしているんだ？と途方に暮れたことを思い出します。もともとはイラストを描くソフトがここまでデザイナーに愛されるようになったのは、Aiにはなんともいえない「手触りでPCを操る快感」が備わっていたからなのかも。三角定規とロットリングで水平・垂直をとっていた感覚が、Shiftキーを押しながら矢印を動かす作業に、慣れないながらも未来を見ていたのかもしれません。FONTをアウトライン化して1文字ごとに詰める。いままでペーパーセメントとカッターでやっていた職人技の世界が画面上でなされた衝撃は今でも鮮明に覚えています。PCの進化とともにAiが「オチル」回数が減っていき、自然に違和感なく使えるようになってきた現在。CCの新機能に少しは興味を持っても良いのかな？と思いつつも、Aiにもとめていたものは「5.5」いや「8」ぐらいからそんなには変わっていない気もする。「最新のポルシェ911が最高の911〜」にならって「最新のAiが〜」とならない正直な気持ちがある。むしろここからはパーソナルに機能を選択できるシステムができないだろうか。もともとデザインをするためのソフトではないAiにどこまでワガママを言うんだということは重々承知の上で（笑）。最高の道具です！これからもどうぞよろしく。愛してます！

仕事上での使用では正直なところこれ以上の進化を望んではいないかもしれない。パレットやショートカットが増えたり便利機能が増えまくることは道具だけやたらと多いキッチンのようで本当に作りたいモノから逆に遠ざかってしまうのではと危惧している。安定感と最低限の進化。自動車のように進化していってほしいかも。

私が初めてIllustratorに出会ったのはちょうど自分の進路について迷っていた時期でした。当時は今ほどテクニカルブログなども無く、最初は独学であれこれ試行錯誤していたのを思い出します。ある程度ベジェを引けるようになってから、絵を描く道具としての可能性を感じたのがすべての始まりです。不器用な自分でもきれいな線が引ける魔法のようなツールのおかげで、私は今ではデザインやイラストのお仕事をさせて頂くまでになりました。Illustratorがなかったら今の自分はきっとなかったでしょう。CCに進化し、ますます機能が増えていますが、これからもどんどん使い込んでいきたいです！

昔からある「カラーを編集」の機能が「オブジェクトを再配色」のダイアログでも使えたら嬉しい。「パターンブラシ編集モード」のように、ブラシ類の編集モードがあっても面白いかも。InDesignレベルとはいかなくても、正規表現スタイルや表組の機能などがあったらいいなと思います。

人生の中でIllustratorを使っている期間の方が長くなりました。身の回りの書類はすべてIllustratorで作っています。子供が幼稚園や小学生になるときのお名前関連やお年玉のポチ袋に至るまで。

【強化希望】ウェブ系機能の強化。アピアランスで塗りと線に任意の名前をつける。ライブシェイプと通常のオブジェクトを切り分けてほしい。
【改善希望】基本的な機能のバグ（特に端数の丸めに関連するところ）の修正が最優先かなと。

初めて触ったイラレはプレビューで作業ができなかったりレイヤーがなかったりしたのですが、それでもロットリングで手書きで線を引いていた私にとって、引いた線（しかも曲線！）の太さを後から変えられるというのには衝撃を受けました。そしてパスファインダーとプレビューでの編集とレイヤーを引っさげて登場したバージョン5。あの感動以来、私は最新バージョン信奉者です。 ベジェ曲線の美しさ、様々な要望に対応してきてくれた歴史と共にイラレを愛しています。イラレラブ。

再配色ダイアログのUI改善。3D効果の精度向上。ピクセル描画の精度向上。ブラシ編集モードの実装。ブラシ、パターンのシンボルへのリンク。ドキュメントのカラーモード切り替え時のカラーパネル自動切り替え。曲線ツール使用時のスマートガイドの対応。グラフツールのUI改善。スライスオプションパネルの機能向上。Web機能向上。ありすぎて書ききれませんよ。

Aiへ。俺が高校卒業してから、つらいときも楽しいときも、ほぼ毎日ほぼ1日中、深夜も早朝もずっと俺に寄り添ってくれてありがとう。時には大事な時に寝落ち（保存途中に強制終了）したり、急に怒（作業中に強制終了）らせたりしたけど、君が居なかったら、今の俺はいないのと同じ。君は出会ってからどんどん大人になってもうCC。君がこれからどれだけクリエイティブクラウドろうとも、今までもこれからも、本当に大切な存在です。

特にありません。

学校を卒業して憧れのMacintoshが使いたかったので就職した会社で初めて88を使いました。その後自分で購入したのは3.0Jでしたが、それがきっかけで自宅でもイラストやDTPの仕事をするようになりフリーとして独立することができました。イラレがなかったら今の自分はありませんね。

効果の機能をよく使うので Photoshopの色調補正パネルのようにボタンで操作できるパネルがあると使いやすいと思います。自分でカスタマイズできるとさらに良いですね。

・はじめはFreeHandユーザーでした。 その当時、Illustratorはプレビューしながら編集できなかったんです…

・ベジェ曲線はマスターできずに、何度も挫折しました。

・4月に自分が経営している会社が20期目に突入したのですが、 一番ぶっとんだ仕事が「カンボジアにIllustratorを教えに行って！」でした。 国のひ孫請けみたいな仕事で、航空写真を元にIllustratorで地図を作るという仕事がらみでした。

・フォントの「お気に入り」機能

・ライブカラー使用時の、グローバルスウォッチの扱いの変更